DISCOVER KORYO
広陵町を知る
奈良盆地の中西部にある広陵町。古墳と竹取物語、靴下づくり、農の風景、新しい住宅地。いくつもの表情を持つ町を、ひとつずつたどります。
KORYO OVERVIEW
「ほどよく都会、ほどよく田舎」。
歴史と暮らしが重なる町
広陵町は、奈良盆地の中西部に位置する北葛城郡の町です。東部には平坦な田園地帯が広がり、西部には馬見丘陵の起伏が続きます。町の中央部を高田川と葛城川、東端を曽我川が流れ、古くからの集落、農地、古墳、新しい住宅地が近い距離の中で共存しています。
町の公式資料では、豊かな自然と大阪に近い立地を背景に「ほどよく都会、ほどよく田舎」の住環境を持つ町として紹介されています。Koryo Plusでは、観光地だけでは見えにくい、日々の暮らしや地域産業まで含めて広陵町を紹介します。
01 / LANDSCAPE
町の東西で表情が変わる、広陵町の地理
広陵町は、東に三宅町・田原本町、南に橿原市・大和高田市、西に香芝市・上牧町、北に河合町と接しています。町域は東西約4.5km、南北約5.5〜6kmほど。奈良県内でも比較的コンパクトな自治体です。
東部は平坦な土地が多く、田畑と集落が広がります。一方、西部は馬見丘陵の丘陵地帯で、真美ヶ丘をはじめとする住宅地や大規模公園が整備されています。同じ町の中でも、昔ながらの農村景観と計画的な住宅地の両方を感じられることが特徴です。
02 / HISTORY
古墳と寺社が伝える、長い時間の積み重なり
広陵町周辺には、馬見古墳群を構成する数多くの古墳があります。その中でも巣山古墳は、国の特別史跡に指定される大型の前方後円墳です。丘陵と平地が接するこの地域には、古代から人々の営みが重なってきました。
町内には百済寺や讃岐神社など、地域の歴史を今に伝える寺社もあります。史跡を単独で見るだけでなく、周辺の地形や集落、古い道と一緒に歩くことで、広陵町の歴史がより立体的に見えてきます。
03 / THE TALE OF THE BAMBOO CUTTER
「かぐや姫のふるさと」と広陵町
広陵町は『竹取物語』とのゆかりを大切にしている町です。物語に登場する竹取の翁「讃岐造(さぬきのみやつこ)」について、現在の広陵町にある讃岐神社周辺に勢力を持っていた讃岐氏との関係が指摘されており、町では「かぐや姫のふるさと」として発信しています。
ただし、『竹取物語』は作者不詳の文学作品であり、物語の舞台を一点に断定できるものではありません。Koryo Plusでは、町に残る地名・神社・研究や伝承を手がかりに、「なぜ広陵町とかぐや姫が結びついているのか」を紹介しています。
04 / INDUSTRY
日本有数の靴下産地。町に根づいたものづくり
広陵町を代表する地場産業が靴下です。町の公式資料では、生産量日本一の産地として紹介され、編立てから染色・セット・縫製など、靴下製造に関わる工程を地域の中で支えられる産地として発展してきました。
靴下づくりは明治期に始まり、農家の副業から地域産業へと成長しました。海外製品との競争など環境が変わる中でも、各社が技術や素材、デザインを生かして独自ブランドを展開しています。広陵町を見るうえで、古代史と同じくらい「現代のものづくり」も重要なテーマです。
05 / AGRICULTURE
田園の風景を支える農業と特産品
東部を中心に田畑が広がる広陵町では、農業も地域の風景と暮らしを支えています。町を代表する農産物の一つがなすで、国の野菜指定産地となっています。近年は、いちごの栽培や直売も地域の魅力として知られるようになっています。
季節によって変わる田園の色、農産物の直売、地域のイベント。農業は「食」だけでなく、広陵町らしい景観や地域交流にもつながっています。
06 / PARKS & NATURE
馬見丘陵公園と、日常のすぐそばにある緑
広陵町と河合町にまたがる県営馬見丘陵公園は、古墳と自然、花の景観を楽しめる大規模公園です。四季の花々や広い芝生、散策路があり、観光地であると同時に、地域の人にとって身近な憩いの場所でもあります。
町内には竹取公園をはじめ、家族で過ごせる公園や小さな緑地も点在しています。広陵町の暮らしやすさを考えるとき、こうした身近な屋外空間は欠かせません。
07 / LIVING
大阪方面への通勤圏と、奈良らしい生活環境
広陵町は大阪都市圏に比較的近く、西部では近鉄大阪線の五位堂駅など周辺駅を利用する生活圏が形成されています。町内や周辺には路線バス・コミュニティ交通もあり、自動車と公共交通を組み合わせて暮らす人が多い地域です。
真美ヶ丘などの住宅地、昔からの集落、農地が近接しているため、「便利さ」と「落ち着いた環境」が同居しています。一方で、町内の場所によって駅への距離や交通事情は大きく異なるため、移住や転居では生活動線を具体的に確認することが大切です。
08 / KORYO TODAY
歴史の町であり、今も変わり続ける町
広陵町は、古墳や寺社だけで語れる町ではありません。靴下産業の新しいブランド、地域のマルシェ、住宅地での暮らし、農産物の直売、町内事業者の取り組みなど、「今の広陵町」も日々変化しています。
Koryo Plusでは、固定的な町紹介ではなく、イベント・写真・地域名鑑・読みものを通して、このページから現在の広陵町へつながるよう情報を更新していきます。
広陵町役場とかぐやちゃん
大字南郷にある広陵町役場と、町のイメージキャラクター「かぐやちゃん」を現地写真で紹介しています。
役場とかぐやちゃんを見る主な確認資料
このページの基本データ・歴史・産業に関する記述は、広陵町公式資料を中心に確認しています。人口は変動するため、最新値は広陵町公式サイトをご確認ください。